夕映えの会について

1.「夕映えの会」って?


夕映えの会は、1993年1月、穂波の会の運動に学び結成されました。
当時、この地域(内野中学校区)では住宅団地ができる福祉施設もない行政から忘れ去られたとの
危機感を住民は抱き始めていました。
住んでいるこの地域を、福祉と医療の充実した安心して住み続けられる地域にしようと、有志の呼びかけで
生まれました。
夕映えの会報は毎月1日が発行日。
内野・西内野24自治会、800班、8000世帯に回覧されるなど、20年にわたって地域の皆様に支えられ、
地域の皆様とともに歩んできました。
穂波の会(穂波の里)
 

2.夕映えの会のあゆみ Since1993


1993年 夕映えの会発足
1995年 広報紙「夕映えの会のお知らせ」第1号発行。現在173号。
1996年 第1回「福祉の町シンポ」を開催。以来14会を数える。
1997年 福祉施設の建設運動を展開。7200筆の署名とともに住民大会開催、行政に陳情。
    自主調理の配食活動を開始
1999年 福祉の町づくり住民アンケートを実施。第1回ふれあい昼食会を実施。
2000年 生活支援活動を開始
2003年 社会福法人ゆうえい会設立
2004年 在宅ケアセンターゆうばえオープン、NPO法人新潟夕映えの会を設立登録。
    ボランティアによる配食・生活支援活動を本格化
2009年 ゆうばえの里(ショートステイ・ケアハウス)をオープン
    15年史「結んで 開いて そしてみらい」を刊行
2013年 夕映えの会結成20周年記念事業。健やかシニアづくり講演会と祝賀会を開催。
2014年 社会福祉法人ゆうえい会が小規模多機能居宅介護施設ゆうばえの家を開設。


3.配食活動 −地域の高齢者の食をつないでー


食の確保は高齢者にとって最も大切なこと。夕映えの会では毎日、ボランティアの協力のもと、
見守り支援と合わせ実施しています。
内野中学校区エリアで高齢者のおひとり暮らし(独居)高齢者のお二人暮らし(老々世帯)中心に
配食活動を行っています。
お弁当は、薄味、やわらかめ、野菜たっぷりの家庭料理です。
栄養士が責任を持ってつくる日替わりメニューです。
献立表は月末に利用者にお届けします。お年寄り向けで1食450〜500カロリー。
夕映えの会では@買い物が困難な方A食事つくりが困難な方Bケガや病気で一時的に食の確保が難しい方
を対象としています。見守り活動としてお弁当のお届けは、利用者ご本人への手渡しを基本としています。


4.生活支援活動 −介護保険制度の隙間をうめてー


お部屋のお掃除や食事づくり、お庭の草取りやお掃除、ゴミステーションへのごみ出しなど、
介護保険制度には盛り込まれていないサービスをボランティアが行っています。
利用料は1時間1000円。
ボランティアは現役時代の腕を発揮する職人など多彩な経歴の方が登録しています。
「喜ばれることが喜び」、ボランティアさんは異口同音に語ります。
お家での暮らしで困っている方、夕映えの会にお気軽にご相談ください。
またボランティア活動希望の方も、お気軽に夕映えまでお声掛け下さい。


5.ふれあい昼食会


夕映えの会では年数回、エリアを限定して「ふれあい昼食会」を開催しています。
おしゃべりしながら大勢でで食事をとることは、楽しいですね。
「また元気で会おうねー」、ふれあい昼食会で皆さんとても喜んでいただいています。


6.健やかシニアを応援


趣味を生かし老後を豊かにお過ごしになっている方は、たくさんいらっしゃいます。
元気で明るい高齢者がいると、町も活気づきます。
夕映えの会では「会報」などを通じて、元気で健やかに老後を過ごしている皆さんを紹介しています。
長寿を喜び合う地域づくりは、夕映えの会の願いです。


7.会員旅行


まちづくりに関連する他の福祉施設を見学するとともに、会員の親睦をはかる目的でおこなっています。
これまで長岡市・「健康の駅ながおか」(こぶし園サポートセンターしなの)、村上市・小規模多機能施設
「よりあい」を訪れました。


8.福祉の町シンポジウム


地域の皆様とともに、時々の課題について見識ある著名な講師とともにシンポジウムを開催して私たちの
活動方針を決めてきました。
2014年、介護保険制度の大改定を控え、第15回目の福祉の町シンポジウムを開催します。
テーマは「安心して暮らし続けるための夕映えの地域包括ケア(仮題)です。


9.夕映えがめざす地域包括ケア


私たちがめざす地域包括ケアは、必要な医療・介護が切れ目なく誰にも補償される「無差別・平等の地域包括ケア」
であり、安心して住み続けられる「まちづくりとしての地域包括ケア」です。
これは、公的責任の発揮、公的制度の拡充によってこそ実現するものです。
長寿を喜び合うとともに、支えが必要になった時には公的責任で支える、その際、夕映えの会は地域でおこなう
ボランティア活動などに力を惜しみません。


10.財政 地域の皆様に支えられて


夕映えの会は、会員の皆様からの寄付金と事業収入で運営されています。
年1回、夕映えの会報に寄付金のお願いを同封させて頂いています。


11.世代継承 この運動を次の世代に


2025年、団塊の世代が後期高齢者(75歳に)になります。
高齢者といえば「公園でのゲートボール」でしたが、ミニスカートで町を闊歩し、
ビートルズに熱狂したかつての若者たちが夕映えの時を迎えます。
老いは誰でも通る道。夕映えの会は、支え合いの町づくり運動の継承者を求めています。
運動バトンを受け取ってください。





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