各病棟紹介
外来
当院の外来は、地域の2次救急病院として17の診療科と中央処置室、通院治療室、内視鏡室、在宅訪問室で構成されています。
「患者さんの思いを大切に」安全安楽な医療看護を提供できるように、多職種協働のチームで取り組んでいます。
また「同じ職場で働く仲間を大切に」笑顔と思いやりをこころがけ、働きやすい職場づくりを目指して業務を行っています。
透析室
主に秋葉区の腎不全患者さんに対し、透析導入及び維持透析治療を行っています。透析機械は47台あり、月曜日から土曜日の昼透析と、週3回(月水金)の夜間透析を行っています。透析機械は47台あり、月曜日から土曜日の昼透析と、週3回(月水金)の夜間透析を行っています。手術後の急性腎不全、薬物性腎障害などに対する、緊急の血液透析にも随時対応しています。
血液透析をするためにはシャント手術が必要ですが、シャントのアフターケアにも重点を置いており、シャント造影、PTA(血管拡張術)も積極的に行っています。
穿刺困難な患者さんには、エコー下穿刺を取り入れ、二人体制での穿刺を推進しています。維持透析患者さんは、透析治療だけではなく、日々の血圧のコントロールや適切な食事・水分管理が重要なため、患者さんや家族を含めた日常生活の指導を重視しています。管理栄養士と協力し、栄養指導を積極的に行っています。
透析中の血圧低下防止とフレイル予防のため、ベッド上での運動療法を取り入れています。
手術室
手術室では「周術期看護の質の向上を目指し、専門技術と知識の習得に努める」を目標に掲げ手術看護を実践しています。
病気は、患者さんや家族の日常を大きく変えるばかりでなく、患者さんに様々な不安を与えます。手術となると不安は一層強くなることでしょう。手術室看護師は、患者さんの思いを受け止め少しでも安心して手術が受けられるように看護を行っています。不安を抱えた患者さんや家族に少しでも寄り添える看護が提供できるように心がけ、1日でも早く元の生活に戻れることを願いながら手術看護を実践しています。
3階東病棟 (47床:HCU4床含む)
循環器内科・腎、透析科・呼吸器内科・血管外科病棟
主に循環器内科・腎、透析科、呼吸器内科、血管外科、一般内科の患者さんを受け入れています。他病棟と異なり、一般病床に加えHCU(準集中治療室)を併設し、24時間体制で急性心筋梗塞や重症心不全、呼吸不全、ショック状態など、特に重症な患者さんの受け入れも行っています。また心臓カテーテル検査/治療やペースメーカー植え込み術、不整脈アブレーション、下肢血管へのカテーテル治療やバイパス手術、透析に必要なシャント造設手術といった検査・手術を受ける患者さんに加え、高齢者の尿路感染・誤嚥性肺炎などの受け入れも多い病棟です。HCUでは人工呼吸器管理だけでなく大動脈バルーンパンピングや人工心肺装置、低体温療法など高度な医療を提供できる設備を有しており、訓練された専任看護師が24時間体制で集中的な看護を提供しています。HCU退室後も、安心して療養いただけるよう併設の3階東病棟で継続的・一貫した医療・看護を提供します。検査・手術時には、不安を抱える患者さんへの個別性を踏まえた説明を心がけ、検査・術後は異常の早期発見に努めてまいります。また退院後も安心して生活できるよう、リハビリ科やソーシャルワーカー、栄養士など多職種と連携し生活指導などを行います。
4階西病棟 (48床)
消化器内科・消化器外科病棟
消化器内科は胃、膵、胆、肝、腸の疾患を抱えた患者さんが入院されます。診断から終末期までの看護を行っています。
胃、腸、食道のポリープ切除や早期胃がんに対してESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を行っています。膵臓、胆のう、胆管の病気の診断治療にERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)、EPT(内視鏡的乳頭切開術)、PTGBA(経皮経肝胆のう穿刺)、ERBD(内視鏡的胆道ドレナージ)などを行っています。
終末期の看護では多職種とのカンファレンスを行い、患者さんや家族の気持ちに寄り添いながら、外出外泊も希望があれば実現できるように、また苦痛のない時間を過ごせることを目標に看護を行っています。
消化器外科は全身麻酔下での鼠径ヘルニア手術を主に行っています。手術前後について説明を行い、不安なく手術を受けていただけるよう配慮しています。早期離床による早期退院を目指しています。
4階東病棟 (45床)
整形外科・小児・糖尿病・呼吸器内科・総合診療科病棟
整形、小児、糖尿病、総合診療科を主に受け入れる病棟となっており、幅広い年代の患者さんが入院されています。小児科を持っているため感染に十分注意し看護師の配置を考慮しています。患者さんの状況や手術の状況を踏まえ毎日のようにベッドを移動し対応を行っております。バタバタと忙しい中、患者さんのご協力をいただき大変感謝しております。
今後も退院を促進し入院を受け入れられる体制を整えてまいりたいと思います。
5階西病棟 (36床)
回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリ病棟は、急性期を脱して自宅復帰などのサポートが必要な方を、専門職がチームとなって援助、リハビリを365日おこなう病棟です。特色として病棟内に広いリハビリスペースがあり、入院生活(食事、排泄、入浴など)の場がすべて訓練の場となっております。また、管理栄養士を含めたチームで栄養サポートや摂食嚥下評価をおこなう経口摂取の可能性を検討する取り組み、退院前訪問、退院前カンファレンス、介護指導など円滑な家庭復帰ができることを目指しています。院内には一般病棟もありますので、他科の協力を得ながら合併症の治療をおこない、より良い状態でリハビリをおこなうことができ、患者さんが地域に戻られることを援助していく病棟です。
5階東病棟 (41床)
障害者施設等一般病棟
神経難病・意識障害・重度の障害のある患者さんが入院対象の病棟です。
長期入院の患者さんが多く、リハビリスタッフをはじめ、他の職種とも連携し、安心・安楽な入院生活を送っていただけるようなケアを提供しています。また退院後も安心して住み慣れた地域でその人らしい豊かな生活を送れることを目標に、患者さんや家族の思いに寄り添うことを心掛けて関わっています。
6階西病棟 (44床)
地域包括ケア病棟
一般病棟から急性期治療が終了した方のリハビリや、患者さん・家族が安心して在宅や施設で過ごせるよう退院調整をする病棟です。
また、医療依存度の高い方や一時的に在宅介護が困難になった場合のレスパイト入院も受け入れております。介護をする方の負担軽減を目的とした入院を受け入れ、在宅療養の継続を支援しています。
医師、看護師をはじめ、リハビリ、ソーシャルワーカー、薬剤師、栄養士などが協同して地域で安心して生活できるよう退院支援を行っています。