院内医療活動
下越病院では院内での各種委員会の他に、オープンな委員会、学習会を行っています。外部講師を招き、現場で働く医師をはじめとした院内外の医療スタッフが集まります。興味のある方はぜひお問い合わせのうえ、ご参加ください。
活動内容
拡大倫理委員会
3ヶ月に1度のペースで開催しています。宮坂道夫氏(新潟大学医学部保健学科准教授)をアドバイザーとしてお招きし、「医療倫理」「臨床倫理」について、実際の事例をもとにKJ法を用いて下越病院の職員(医師やコメディカル、事務職員など)や一般の方や学生を交えて意見を出し合います。「倫理」について一緒に考えてみませんか。どなたでも参加OKです。
院内活動と各種委員会
RST(Resperatory Support Team:呼吸ケアサポートチーム)
ST(Resperatory Support Team):呼吸ケアサポートチーム RSTは様々な職種で構成された医療チームで2009年4月に発足し活動しています。RSTでは各専門職の専門性を活かし協働することで、チーム医療の推進と呼吸ケアにおける広がりと質の向上を図る役割を担っています。
NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)
栄養サポートチームは医師・看護師・薬剤師・管理栄養士など専門知識を持つ多職種が 協同して患者様の栄養管理を行うチーム医療のことです。当院は2006年4月より委員会活動を開始しました。
ICT(Infection Control Team:感染制御チーム)
ICTは、感染防止対策委員会の実践チームです。医師・各病棟の看護師・看護助手・臨床検査技師・薬剤師・リハビリセラピストなどの他職種で構成され、専門職を生かした活動をしています。限られた抗菌薬を大切に使用し、抗菌薬が効きにくくなる耐性菌を抑制するために抗菌薬が適切に使用されているか確認しています。また、感染症を起こすウィルスや細菌、抗菌薬が効きにくい耐性菌が院内で蔓延しないように、環境や医療行為の確認をしています。他にも、感染症がどの程度起こっているか調べ、抗菌薬が効きにくい菌がどの程度検出されているか定期的にチェックを行ったり、院内での感染対策のための学習会開催や、学会や院外の学習会などにも積極的に参加・発表したりしています。
褥瘡(じょくそう)対策チーム
当院の褥瘡対策チームは、2002年に結成されました。医師、看護師、薬剤師、管理者栄養士、作業療法士といった多職種で構成されており、下越病院での褥瘡を減らすために活動しています。また、褥瘡対策に関する医療の質(quality indicator)の向上を目指して、褥瘡発生率の低減と褥瘡予防に関する知識と技術を深めるため院内教育活動も行っています。
食のサポートチーム
「口から食べる事」は単に栄養補給だけでなく、生きる権利、生活の質に大きくつながります。食べる事に関わる専門職(医師・看護師・言語聴覚士・管理栄養士・調理師・医療ソーシャルワーカー)がチームで活動し機能の維持、回復を目指します。病院内だけでなく、施設、在宅と連携し、「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021」に沿った内容で患者さんが安心して「食べること」が継続することを目指し、2014年9月より活動をしています。*当院の嚥下調整食一覧表を作成しました。ご覧ください。
緩和ケアチーム
院内の緩和ケア推進活動やカンファレンスを中心に困難事例の検討、院内学習会の企画、運営を中心に2010年4 月緩和ケアチームを発足し活動しています。
チームメンバーの役割
- 困難事例の情報提供、緩和ケア研修、学会への参加と報告院内マニュアルの修正と管理
- 基準、手順の作成、見直し、各部署への情報伝達、学習会の企画、運営